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- トップページ > ガリレオナビ 今月のインタビュー

―番組のナビゲーターをするそうですね。
うれしいですね。僕はマニアと呼べるぐらい60年代の音楽が大、大、大好きなんです。それでプロになったようなものですから。
僕にとって60年代の音楽は先生。こういった番組を観て、歌も踊りもステージングも学びました。
60年代のテレビには、ショーの原型が残っている。70年代以降になるとそれが崩れていって、番組を観てもカット割りが激しくて、何をやっているのかわからないでしょ。全然おもしろくないんですよ。
だけど、60年代はワンカメでやっていたりして、タレントが隠れることができない。頭からつま先まで映っていて、そこで踊ったり歌ったりしているから、ごまかすことができない。
本当の力が出るんですよ。単純だから、すごくわかりやすくて、教材としても抜群です。
―改めて、番組を観た感想は?
正直に言うと、昔は「アンディ・ウィリアムス ショー」には惹かれなかった(笑)。 ショーアップしてないし、エキセントリックでもないし、これは僕が歌ってもウケないなとすぐ思って。
だから今回観て、びっくりしたんですよ。本当に認識不足でした。この人はすごいですよ。僕が知らなかっただけで。
人柄はいいし、踊りは上手いし、おもしろいしで何でもできる。
あのシラ~ッと歌うのも大変なテクニックだし、高音のところだってニコニコ笑いながら歌うし、顔は汗ひとつかいてないでしょ。スーツの中は絶対汗かいていますよ(笑)。あれはすごいですよ。同業でなくてよかった(笑)。
僕は絶対かなわないと思ったからコミックバンドでパロディにしたんですけど、 あんなすごいショーを観たら、もし僕が同業だったら落ち込んでいますよ(笑)。
―ゲストの印象は?
みんな超一流です。グラミー賞を普通に獲っている人たちでしょ。
番組でも何回も言いましたけど、歌えて当たり前、踊れて当たり前、しゃべれて当たり前...。
三拍子どころか五拍子ぐらい揃っていて、なおかつひとつひとつのレベルが高いですよ。
―新しい発見はありましたか?
発見というか、宝物がたくさんありますね。とくにエディ・フィッシャーが素晴らしい。僕は彼を知らなかったんだけど、この番組を観て大好きになっちゃった。
5回結婚するだけのことはありますよ(笑)。女性はほっとかないだろうと思うぐらい魅力的でした。
何でもできるもんね。あんなにふざけていてパッと歌われたら、あの落差にやられちゃいますよ。
僕もコミックバンドをやっていたから、そこが気になるんです。
どんなに悪ふざけしていても、パッと歌を歌ってそれが上手いとお客さんは全部許してくれるんです。
「ちゃんと歌えるんだったら、ふざけない方がいいよ」とか言われて(笑)。
それをやっていたから、ふざけていても決めるところを決められると、カッコいい!!!という感じになるんです。
お笑い系の役者もパッといきなり歌ってハモッたり、すごいところから歌に入ったり、そういうことが普通にできるんですよ。
―最後に番組をご覧になるみなさんにひと言
60年代とかオールディーズというと、リーゼントでツイストを踊ったりダイアナを歌ったりしているイメージがある人も多いと思うんですけど、この番組を観たら音楽観が変わります。
こんなに素晴らしい音楽の世界があったのかと思うんじゃないかなあ。
上品でカッコよくて洗練された60年代の音楽の世界を、アンディが魅せてくれます。僕にとっても、これは宝物ですね。

―27年前の作品ですが、覚えていますか?
おぼろげに(笑)。僕が演じたのは、中井貴一さんが演じた主人公の青年医師・立花登を助ける役でした。
立花登は牢獄の医師として働いているんですが、いま思うと珍しいし、おもしろい設定ですよね。
牢獄に入っている囚人たちもみんないわくありげで、いろいろな人生を抱えている。そうした囚人たちの悩みや頼みごとを聞いているうちに事件に巻き込まれていくストーリーでした。
―中井さんの印象は?
中井さんはこれがテレビ初出演だったんですけど、そう思えなかったですよ。
現場でも明るくて、誰かのものまねをしてみんなを笑わせたりしていました。
僕は彼よりちょっと先輩なんですけど、僕より風格がありました(笑)。
―役作りは、どんな風に?
小料理屋の二階で三味線を弾くシーンがあったんですよ。
三味線というのは、見る人が見れば持ち方ひとつで素人かどうかわかるんです。ですから、お師匠さんのところに通って三味線を習いました。三味線も自分で買ったんですよ。
いまも家にありますけど、安い三味線を買うと粗末にしちゃうんで、結構高い三味線を買ってね。 このドラマが終わっても習いに行っていて、発表会にも出ました(笑)。
もちろん、ひとりじゃないですよ!大勢の中のひとりとして参加しました。
―楽しいエピソードは?
このドラマは1話完結で、毎回違うゲストの方が登場して物語が進むんです。
僕はレギュラーで出ているんですけど、やはりゲストとの話が中心になりますから、長くなると僕のシーンが脚本からカットされるんですよ。
ゲストとのからみも少ないからカットしやすいというのもあるんでしょうけど、もう悔しくてね。
本読みのときに、頭に血が昇って顔を真っ赤にしていました。プロデューサーに直談判したこともあったんですよ(笑)。僕のところもきちんと撮ってほしいと言って。
―カットされなくなりましたか?
いえ(笑)。
―登場するゲストも、きれいな女優さんが多いですよね。
うらやましかったですね、中井さんが(笑)。
宮崎美子さんと山咲千里さんはレギュラーで出演しているんですが、 紺野美沙子さんがゲストで出演されたときがあって、当時みなさん朝ドラで活躍していたんですよ。
その3人が揃ったときは華やかで、本当に中井さんがうらやましかった(笑)。
―昔の現場を振り返ってみると?
例えば道具ひとつにしても、カメラには映らないんだけど タンスの中にもその時代のものが入っているような、手間隙かけた手作りの良さがありました。
そこから出てくるものは、ドラマではものすごく大事だと思いますね。
―最後に番組の見どころを。
このドラマは原作が藤沢周平さんで、本は絶版になっている貴重な作品です。
牢獄の医師という設定がおもしろいし、事件の謎解きの楽しさはもちろん、事情を抱えた囚人たちも含めてそこで描かれる人間模様は見応えがあります。
それに中井さんをはじめ、いまも活躍している役者さんたちがたくさん出演しているので、いまと見比べてみる楽しさもあると思います(笑)。
ぜひ、ご覧ください。








