僕は1974年の「われら青春!」というテレビドラマでデビューして、続いて「俺たちの勲章」に出演し、「俺たちの旅」というのは、その2作と同じプロデューサーと監督と脚本家で作ったドラマなんです。今度は青春群像劇をやろうと、それもふだんの中村雅俊を入れようということで、ジーパンに下駄履きで、アルバイトばかりしてるカースケが誕生したんです。
カースケの物事に真面目に取り組むところは、僕も似てましたね。デビューしたてで、この先どうなるんだろうと不安だったところも、カースケたちと同じでした。だから、ドラマの台詞に勇気づけられることもあったんですよ。たとえば、カースケがいつも言ってた「今日1日を精いっぱい生きりゃいいんだよ」っていうフレーズ。先のことを悩むより、目の前のことに懸命に取り組めばいい、その積み重ねで人生は形成されていくんだからって、まさに自分に言い聞かせてましたね。
今、“俺旅”世代のみなさんは、いろんなものを背負って生きてらっしゃるでしょう。でも、このドラマを観れば、「僕は本当はこう生きたかったんだ」っていうようなあの頃の気持ちと対面できる気がします。そしてその気持ちは、これからを生きていくエネルギーになると思うので、この番組をぜひ力にしてほしいなと思いますね。
































「俺旅」の世界をまるごと紹介するスペシャル番組。雅俊さんが主題歌を弾き語りします!