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街道をゆく第11話:越前の諸道

古代「越」と呼ばれた越前地方、司馬さんは、まず、道元が開いた永平寺へ。「『只管坐禅』の道元は、自分の思想を単に“正法”といい、自分の思想体系以外釈迦の真理はない」と考えていたと司馬さんは述べています。観光客で賑う寺の周辺を避けて宝慶寺へ、道元の死後、永平寺を離れた中国僧・寂円が開いた寺です。司馬さんは、道元の肖像画が永平寺ではなくこの寺にあることに驚きます。足羽川沿いの一乗谷城、100年間この地を支配した朝倉氏は織田信長に滅ぼされ、今は館の土台石だけが残っています。奈良時代から公文書に使われた和紙の産地、今立町、そして平安時代から伝わる陶器「古越前」の窯元などが、後継者のないまま途絶えてしまうことを気にします。九頭竜川の河口、三国港、江戸時代の貿易港は、鉄道が引かれてからは漁港に姿を変えました。

旅程地図

越前の諸道 旅程地図

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