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街道をゆく第12話:大徳寺散歩

京都市北西部の紫野は、平安時代、貴族たちが薬草狩りをしたところ。今は東京資本の不動産屋が開発投機に入り込んで、「応仁の乱でもやってくるような物情さえ感じられる」と司馬さん。その中で大徳寺だけは俗化を免れて、大小24の塔頭(たっちゅう)は「どれも第一級の芸術品である」と司馬さんは述べています。塔頭の一つ真珠庵は、室町時代の僧・一休の遺徳を偲んで堺の商人が寄進したもの。針一本も私物にしなかったという一休は、奇抜な言動でも知られています。「一休の活躍した室町時代は日本文化の形成期で、宗教、建設、食生活などあらゆる面で独自性が築かれた」と司馬さん。大徳寺の山門・金毛閣。30年間大徳寺で茶の修行をした千利休は、この大きな山門を寄進して秀吉に咎められ、切腹に追いやられます。司馬さんは、激動の時代に形成されこの広い寺の境内にひそんでいる日本文化のさまざまな姿を見つけて賞美しています。

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大徳寺散歩 旅程地図

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