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街道をゆく第17話:紀ノ川流域

司馬さんは紀ノ川を遡りました。風吹峠に近い根来寺、紀州文化の頂点に立ち漆器「根来塗り」などで知られた寺でしたが、秀吉に焼き討ちされました。「根来衆」といわれた僧兵は、種子島からすぐに鉄砲づくりの技術を取り入れて鉄砲で武装し、それによって戦国の覇権争うに巻き込まれてしまったといわれます。和歌山城を眺めながらホテルで「贅沢な朝食」を取った司馬さんは、石垣が青錆びて、古風な「野面積み」になっている「鶴の渓」を天守閣まで一歩ずつ楽しみながら上りました。戦国時代、一向宗の地侍「雑賀党」(さいかとう)の拠点だった和歌山城、「雑賀党」も秀吉によって滅ぼされました。和歌山市内の中心に広がる「日前国懸神宮」(ひのくまくにかかすじんぐう)の鎮守の森は、神武天皇の時代にまで遡れるといわれます。代々、紀氏が宮司を勤める慣わしで、古代から続く伝統を守ることの難しさを思い「静かな勇猛心が必要なようだ」と述べています。

旅程地図

紀ノ川流域 旅程地図

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    阿波紀行、紀ノ川流域

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