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街道をゆく第19話:甲州街道

500年前、太田道灌が京の天皇の前で「露おかぬ 方もありけり夕立の 空より広き武蔵野の原」と詠んだ広い武蔵野とは、今の東京と甲州です。甲州街道を日本橋から甲府まで旅をした司馬さん、更級日記にある「馬に騎りて弓持ちたる武者」は、後に「坂東武者」となり、7世紀、「百済人二千の入植」と記された日本書紀の百済人と関係があるのではないかと推測しています。甲州と境を接する八王子市の八王子城は、北条氏照が造った山城で、1590年秀吉によって落城し、関八州は徳川家康の手に任されました。「八王子千人同心」は家康に召抱えられた徳川直臣の武装農民で、最後まで幕府に忠誠を誓い、その中から幕末、近藤勇、土方歳三、沖田総司ら新撰組幹部が生まれました。小仏峠は、武田信玄、秀吉、近藤勇が行軍した峠です。甲府城を目指した近藤軍は勝沼戦で土佐軍に敗れ、近藤勇は流山で慙死しました。徳川慶喜は静岡に蟄居し、徳川武家政権は終わったのです。

旅程地図

甲州街道 旅程地図

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    街道をゆく 1巻

    甲州街道、長州路ほか

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