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街道をゆく第24話:竹内街道 葛城のみち

天理市の石上の森、古代の大和の息吹が残る神域・石上(いそのかみ)神宮には、4世紀、百済からもたらされた遺物があります。ご神体は普通の神社のように拝殿の奥にはなく、拝殿後方の地面がご神体です。ここは立ち入ることの出来ない禁足地でしたが、明治7年、発掘調査で銅鏡や剣が発見されました。崇神天皇が集めた武器だといわれます。石上神宮の近くにある崇神天皇陵。2世紀から3世紀に大和を支配した崇神天皇は、三輪族など土着の農耕民を、「500騎ほどもあれば制覇できたのではないか」と司馬さん。山之辺の道から三輪山へ、日本最古の神社・大神(おおみわ)神社のご神体は三輪山です。日本最古の官道、竹内街道を西の葛城山の方向へ。司馬さんは、大阪湾から河内を経て、竹内峠を越えて鉄製の武器を持った民族が、大和王朝を造ったとみています。葛城の道の周辺には笛吹神社、一言主(ひとことぬし)神社、高鴨神社などの神社がありましたが、新しく入ってきた仏教の前に神々は威厳を失ってゆきました。しかし三輪族、葛城族や鴨族ら土着の神族は、大和朝廷の神事や儀式の中で、神々への信仰を保ち続けてきたと司馬さんは考えていました。

旅程地図

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