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街道をゆく第30話:赤坂散歩

東京赤坂の弁慶堀、江戸城の外堀でこの辺りに紀州、尾張の両徳川家と井伊家の屋敷があったところで紀尾井町といわれています。清水谷公園には、江戸に水を運ぶために地下に埋められていた古い木管が残されています。溜池の地名は武家屋敷に水を流すために池が掘られていたからです。氷川小学校の前に勝海舟の屋敷跡があります。氷川神社は、少年時代ここで育った紀州の徳川吉宗によって建てられました。それ以前は、浅野内匠頭が松の廊下の刃傷沙汰で切腹した後、その夫人が寂しく住んでいたところです。豊川稲荷は名奉行大岡越前守忠相を祀る神社。乃木希典大将の屋敷が残る乃木坂、大正元年9月13日、乃木夫妻は殉死。昭和11年2月26日、青年将校が赤坂の高橋是清邸を襲撃、名利に恬淡とした83歳の大蔵大臣に拳銃7発を浴びせました。(二・二六事件)山王権現の日枝神社、比叡山延暦寺と坂本の日吉大社は京都守護の役を担っていますが、家康の懐刀・僧天海は、江戸にも王城守護の神社仏閣が必要と、東叡山寛永寺と日枝神社を建てたと司馬さんは考えています。江戸、明治の激動の歴史を偲ばせる赤坂界隈です。

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赤坂散歩 旅程地図

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