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街道をゆく第38話:近江散歩

司馬さんは、岐阜県の関が原から滋賀県の彦根に向かいました。伊吹山の麓に柏原の町があります。江戸時代、「もぐさ屋」が軒を連ねて安藤広重の「木曽街道六十九次」にも描かれています。現在、一軒だけ残るもぐさ屋を訪れた司馬さん、近江商人の商売のうまさや互いに協力する気風を見ています。家康から愛された井伊直政、関が原で勝利したその夜、家康は石田光成の彦根佐和山城を攻めるため直政を派遣しました。佐和山城を落とした直政は、税の軽減を計るなどして敗れた近江衆の心を掴みました。直政の死後、琵琶湖を望む彦根城が造られました。司馬さんは琵琶湖の東岸を北に姉川へ。信長が浅井長政を破り天下統一に向かった姉川の合戦場です。信長に勝利をもたらしたのは鉄砲でした。信長は国友村から鉄砲を調達したのです。今の滋賀県長浜市国友町で「国友源重郎商店」と書かれた看板を見つけました。「鉄砲火薬商、天文十三年創業」とあります。鉄砲伝来の1年後の400年前から鉄砲鍛冶をしてきました。...

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