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街道をゆく第48話 (最終回)濃尾参州記

1971年から始まった「街道をゆく」は、1996年司馬さんの急逝で幕を閉じました。その最後が「濃尾参州記」です。司馬さんは、天下統一を目指した織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人が若い頃過ごした尾張、美濃、三(参)河の参州を旅しました。1560年、26歳の信長が桶狭間で今川義元を破りました。清州城を出たわずか1000騎の信長軍は、熱田神宮で戦勝を祈願した後、三河から進んできた2万5千の今川軍に打って出たのです。突然降り出した雨の中、信長軍は、桶狭間(田楽ヶ窪)で、油断した今川義元の首を取ったのです。矢作川、日吉丸といわれた頃の秀吉と蜂須賀小六が出会ったという矢作橋があります。三河の松平郷は、徳川家康を生んだ松平氏の地。松平氏は岡崎に進出し、そこで家康が生まれました。岡崎は、西の信長勢と東の今川勢の草狩り場でしたが、三河衆に支えられて家康は力を伸ばしてゆきます。「濃尾参州記」はここで未完に終わり、東大阪市の書斎には今もその原稿が残されています。風土と人間をめぐる旅と思索の記録「街道をゆく」、司馬さんが25年間に渡り歩いた街道は72に上りました。

旅程地図

濃尾参州記 旅程地図

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