2011年中国をはじめ台湾・香港で高視聴率をあげた「宮廷女官 若曦(じゃくぎ)」。「これからの10年間に若曦を超える作品は作られないであろう」とまで言われたが、2012年にその「若曦」を超えたと絶賛されたのがこの「宮廷の諍い女」である。本作では宮廷ドラマの見どころである側室たちの凄まじい争いが次々に展開。放送を重ねるごとにインターネット上の反響が増え、再放送の度に視聴率がUPするという中国では前例のない現象を巻き起こした本作品は、“神劇”(神のようなドラマ)とまで称され一大社会現象となった。
1722年、9人の皇子たちによる皇位を巡る争い“九王奪嫡”の末、愛新覚羅・胤禛(あいしんかくら・いんしん)が康熙帝の後を継いだ。それは清の第五代皇帝・雍正帝の時代の幕開けと同時に、皇帝の寵愛を巡る側室たちの激しく哀しい諍いの始まりでもあった・・・。
皇后と華妃が勢力を二分する後宮に、甄嬛が側室として宮廷入りする。 そこは皇帝の寵愛を巡り、女の嫉妬と陰険な陰謀が渦巻いていた。華妃とその手下の側室が仕掛けてくる冷酷な罠を、甄嬛は智慧で乗り越える。しかしその諍いで心も疲れ切った甄嬛は宮廷を後にする。外の世界で待ち受けていたのは、皇帝の弟・果郡王との安らぎの時。しかし幸せな時間の中、甄嬛を不幸に陥れる真の敵の影が忍び寄っていた。
再び後宮に戻る甄嬛は、真の敵を倒すことができるのか?果たして果郡王との愛は貫けるのか? 甄嬛の辛く哀しい人生の扉が、今、開かれる―
