開封府-北宋を包む青い天-

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あらすじ

  • 第1話〜第20話
  • 第21話〜第35話

第1話:天象を受けし者

時代は北宋、第三代目皇帝真宗の治世。都から離れた廬州では、奇妙な天象の夜、ある男の子がこの世に生を受けていた。その子は生まれながらに色黒のため山に捨てられてしまうが、長男の包山は嫁と一緒に育てることを決意する。そして8年後、皇宮でも不吉な天象のもと、皇子が誕生していた。すでに4人の皇子を奇病で失っていた真宗は、唯一の息子の命を守るため腹心の太監 陳林に命じ、子を弟である八賢王のもとへと密かに届けさせるのだった…。

第2話:二人の皇子

皇宮から連れ出された本物の皇子は、皇帝の侍衛 周懐仁と乳母の子として元気に育つ。益児は師の孫娘、周児をお嫁さんにすると約束する。その間、益児の身代わりの偽皇子も無事に育っていたため、真宗は皇子を狙う下手人がいたのか疑問を抱き始める。一方、兄を失った包拯は10年間必死で学び、科挙を受験する年を迎えていた。その頃、本物の益児たちの家を1人の男が訪れる。それは乳母の夫だった。そしてどこからともなく刺客たちも現れ…。

第3話:出会い

乳母の夫に益児の居場所を突き止められたと知った真宗は、すぐに益児を皇宮に連れ戻す。だが外の世界しか知らない益児は、真宗を対面した大殿の場で、周懐仁に対し“父さん”と叫んでしまう。その頃、包拯は科挙を受験するために、義姉たちに別れを告げて都へ向かっていた。だが道中水浴びをしていた包拯は、銀子や受験票の入った包みを何者かに盗まれてしまう。そこへ遭遇したのは、先ほどまで包拯が着ていた衣をまとう謎の若い美女だった。

第4話:父と息子

益児は皇宮での暮らしを嫌い、相変わらず周懐仁を父と慕っていた。そんな2人を見て、真宗は疑いを抱く。益児は本当に息子なのか。真宗の疑いを晴らすには、周懐仁が証しを立てなければならず…。科挙を受けるため都へ向かう包拯は、冷清と名乗る青年を旅の道連れに迎えた。無事に開封に到着したものの、冷清の父親捜しに巻き込まれてしまう。気づけば2人は開封府で裁かれていた。父親とは誰かと問われた冷清が答えたのは、なんと“皇帝陛下”だった。

第5話:書生の名推理

包拯は冷清の仲間だと疑われ杖刑を受けていたが、雨柔から託された文を持っていたことで、さらなる騒動に巻き込まれてしまう。このままでは科挙を受けられなくなると考えた包拯は、宰相の王延齢と開封府尹の尹若朝を巻き込み、ある作戦に打って出ることに。その緻密な行動と聡明さに驚いた王延齢は、包拯に対し一目置くようになる。一方、宮中では益児の皇太子即位を阻む動きが起こっていた。すべての黒幕の正体を突き止めようとする真宗だったが…

第6話:明と暗

菓子に毒を入れたのは乳母だと知った真宗は、再度包拯を参内させ、これまで自分が抱き続けてきた疑問を問う。包拯は、5人の皇子を殺した黒幕は、皇子のすり替えを知っていた者だと断言する。真宗は兵符を託した八賢王が黒幕だと確信するのだった。その頃、八賢王は皇帝の兵符をかざし、各地の兵を開封へと向かわせていた。真宗は劉娥に、辺境に出征中の張徳林を呼び寄せる文を書くよう命じるが、皇宮を守る禁軍はすでに八賢王に掌握されており…。

第7話:狙われた幼帝

八賢王の謀反を防いだ功績として監察御史に抜擢された包拯は、いきなり朝議で張徳林の戦功を否定したため、張徳林から王延齢の軍門に下ったと目をつけられる。包拯が朝議で発言した直後、幼い仁宗が倒れてしまう。何者かが仁宗に毒を盛ったのだった。皇太后の劉娥と張徳林は、自分たちが手を下す前に仁宗が狙われたことを警戒する。そんな中、包拯は街で劉娥の弟である劉復に遭遇する。劉復に因縁をつけられ揉み合いとなる中、謎の刺客が襲いかかり…。

第8話:腐れ国舅(こっきゅう)

西夏が再度、宋の領土に侵入してきたが、国庫から銀子が出せない宋は打つ手がない状況だった。そこで宰相の王延齢は、不当に銀子を着服した者を数名見せしめにすることを皇太后の劉娥に提案する。一方、劉娥は先日の刺客による襲撃が弟の劉復を狙ったものとして、仁宗に毒が盛られた事件と共に真相解明に当たるよう包拯に捜査を命じる。包拯は早速劉復の営む妓楼を訪れるが、自分が命を狙われたことに納得のいかない劉復は、包拯を尹家へと連れていき…。

第9話:権力の犠牲者

冷宮から飛び出てきた李才人と遭遇する益児。その正気を失った姿を見て、実の母とは知らぬまま胸を痛める。皇宮の外では、包拯が刺客を捜すため劉復に張りついていた。毎夜のように役人たちと浮かれ騒ぎ、村の土地を押収して屋敷を建てようとするなど、劉復の所業は目に余るものがあった。村に現れた刺客によって片耳を切り落とされた劉復は、腹いせに家職の項福に命じて村に火を放ち、村人を殺させた。それを目の当たりにした包拯はついに怒りを爆発させる。

第10話:悲しき再会

劉復を狙った武器は、江湖の者だけが作れる仕掛けだった。開封府尹の尹若朝は「深入りせず、江湖の者の仕業として捜査を終えよ」と包拯に忠告する。だが仕掛けに使われた箱を調べているうちに、包拯はある事実に気づく。一方、皇宮での生活に寂しさを覚えていた仁宗は、姉弟同然に育った青女と久しぶりに再会。懐かしい思い出を語り合ううち、仁宗は青女から生母についての話を聞かされる。仁宗が生母のもとへ向かったと聞いた皇太后は…

第11話:女たちの思惑

劉復の命が何度も狙われ、取り巻きの高官たちは聴雨楼には寄り付かなくなっていた。そんな中、またも劉復宛てに箱が届く。中には家職の項福の首が入っていた。その頃、皇太后劉娥は張徳林に相談せず仁宗の生母である李才人を皇宮から逃がすが、複数の刺客が才人を奪い合ったため、その間に才人を乗せた馬車はどこかへ消えてしまう。将来を案じた皇太后は、張徳林を参内させ2人の息子のどちらかを仁宗に仕えさせるよう命じるのだった。

第12話:詐欺師

皇太后劉娥から息子を差し出すよう命じられた張徳林は、次男の子栄を選び仁宗の従者として皇宮に残す。その頃、王朝と馬漢は包拯から命じられ、子雨の男を待つため聴雨楼の前で張り込んでいたが、そこへ展昭も現れたため別々に尾行するも、展昭を追う馬漢は逆に捕らえられてしまう。一方、子雨の男をつかまえた王朝は、男が子雨を騙していただけで、劉復を襲ったこととは無関係だと知る。王朝は命を助ける代わりに劉復を殺すよう脅しをかけ…。

第13話:敵だらけ

王朝の作戦に従い、子雨の男は劉復に仙丹だと偽り毒を飲ませようとするが、結局男は劉復の手で殺されてしまう。王朝から男が詐欺師だと知った子雨も、生きる希望を失い自害する。その頃、皇宮では皇太后劉娥が禁軍統領の夏懐敏を味方に引き入れるべく、楊太妃を使って美人計を仕掛けていた。一方、怒りが頂点に達した包拯は、事件を解決しなければ首を差し出すと劉復に約束し、その夜、劉復をつれて参内することを王延齢と張徳林に告げるのだった…。

第14話:天を裂く者

劉復の命を狙う者は誰なのか。事件を解決するため一計を案じる包拯。国庫の銀子を横領した役人を集め、豚の面をつけさせた。刺客の目をごまかすためだったが、役人たちは我が身可愛さに殺し合いを始める。そこに刺客が現れる。白馬の女は西夏の踊り子、黒馬の男は江湖の侠客。その刺客を差し向けた黒幕は、張徳林と王延齢であった。国の重臣と皇太后を敵に回すことになろうとも、包拯は迷いなく真相を明らかにする。天を裂くことも恐れぬかのように…。

第15話:皇太后の決断

開封府の牢につながれた包拯と劉復のもとを訪れた尹雨柔は「生きて牢を出られたら、あなたに嫁ぐ」と宣言するが、包拯は無言のままだった。一方、皇太后と王延齢・張徳林は、騒ぎを収めるために誰を処刑すべきか腹の探り合いをしていた。幼帝に毒を盛ったことで拷問を受ける陳林から、皇太后はある言葉を聞く。そんな時、劉復が暴虐の限りを尽くした順河村で再び火事が起こり、民が暴徒と化しているとの知らせが皇宮に届いた。それを聞き、皇太后の下した決断とは…

第16話:譲れぬ想い

雨柔と想いが通じ合った包拯は、義姉に紹介すべく、雨柔を連れて1年ぶりに廬州へ帰る。ところが義姉は包拯に端午を娶らせるつもりで、婚礼の準備を進めていた。包拯は妹も同然の端午を娶れないと訴えるが、義姉は頑として譲らず、自分と同じように気の強い雨柔の説得も聞き入れようとしなかった。包拯の想いを知った端午は、良家出身で教養のある雨柔のほうが包拯の妻にふさわしいと考え、手作りの花嫁衣装を雨柔に贈り、自分から身を引くが…。

第17話:生母、現る

数年後、仁宗はすでに成長していたが、朝廷は皇太后劉娥と宰相の王延齢、枢密使の張徳林が三つ巴となりながらも、微妙な均衡を保っていた。しかし昨今、成長した仁宗に政を返すべきだという声が徐々に高まる中、皇太后は仁宗の皇后候補として王延齢の孫娘と張徳林の娘を挙げ、2人を入内させる。一方、端県の知県として日々務めを果たしていた包拯のもとに1人の婦人が現れる。婦人は皇帝の前掛けを見せ、自分が仁宗の生母だと訴えるのだったが…。

第18話:必然の再会

一座の演目で、琴を弾いていたのは幼い頃、一緒に育った周児だった。仁宗は皇太后劉娥に頼み込み、周児を皇宮に連れて帰る。だがこの出会いを偶然すぎると怪しんだ張子栄は、皇太后が仁宗の力を強めたくないための策略であると忠告するが、周児への想いが更に強まった仁宋は、王延齢の孫娘でも張徳林の娘でもなく、周児を娶りたいと皇太后へ直訴してしまう。その頃、端県の包拯は、仁宗の生母だと訴える李才人を屋敷にかくまっていたが…。

第19話:初恋の行方

我が子である仁宗との再会を望む李才人。協力への見返りとして出世を約束すると公言し、包拯の怒りを買う。朝廷では、仁宗が成長した今、政を皇帝に返すべきだという声が上がっていた。摂政として権力を握る皇太后劉娥にとっては耳障りでしかない。さらに、張子栄が仁宗を“真の皇帝”とすべく動き出す。周児は仁宗の想いに応えず、皇宮を去ろうとする。仕掛けた罠が失敗に終わり、いらだちを隠せない皇后は、周児を子栄に嫁がせると言い出して…。

第20話:朝廷再燃

皇太后が摂政を続けるか、それとも仁宗の親政かで朝廷は揺れ動いていた。思い人である周児から結婚を拒まれた仁宗は、王延齢の孫娘と張徳林の娘のどちらかを皇后に選ぶという決断を迫られていた。張徳林の長男・張子雍は、張家の権勢を守ろうと、姉が嫁いだ後宮へ独断で乗り込む。その頃、仁宗の生母・李才人をかくまっていた包拯は、都へ戻るようにとの急報を受け取り、再び故郷をあとに。李才人を伴い、都へ向かう途中で出会ったのは…

第21話:火種を託された男

張徳林の娘の張燕燕と王延齢の孫娘の王霊児の居所に、何者かが火を放った。死人は出なかったものの、自分が狙われたと思った仁宗は疑心暗鬼になり、食事にも手を付けようとしない。都入りした包拯は、太監の郭槐から火事が起きた夜の状況を聞く。それによると、仁宗を火の手から救った2人の太監がいつの間にか皇宮から姿を消しているという。一方、周児は現場に駆け付けた時、張子栄が2人の太監を見て呆然としていたことが気になっていた。

第22話:崩れた均衡

都に到着した包拯は早速、捜査を開始する。包拯より火事で最も恩恵を得た者を尋ねられた尹若朝は、開封府に投獄中の郭槐にごちそうを振る舞うが、肝心な答えを聞く前に郭槐は毒入りの料理を食べて死んでしまう。毒を盛った疑いのある獄卒も殺されてしまったため、責任を問われた尹若朝は投獄、開封府は禁軍の管理下に置かれることになる。一方、忠臣の郭槐を失い、疑いを晴らすことが難しくなった皇太后は、皇宮に監禁される陳林のもとを訪れ…。

第23話:第二の火

包拯と周児は焼け跡に残された瓶の欠片から、梧桐小築には油がまかれていたと確信する。その頃、張子栄は参内した父親の張徳林に、兄の子雍を逃がすために自分が梧桐小築に火をつけたことを告げるのだった。一方、張徳林からの追及を恐れる夏懐敏は、張徳林からは守ってやれないと皇太后劉娥に見放されたことで、密かに禁軍を率いて張徳林を襲撃する。負傷し毒で侵されてしまった張徳林は、話をつけるために夏懐敏を呼び出すのだったが…。

第24話: 胸中に渦巻く炎

夏懐敏から毒消しを手に入れるため、話し合いの場を設けた張徳林。毒入りの酒で脅しながらも、表面上の和解にこぎつける。その内実を知らない王延齢は戸惑うばかり。火事騒ぎの真相を明らかにすべく尽力する包拯だったが、周囲ではさまざまな思惑が渦巻くのだった。そんな中、かつて妻にと望んだ雨柔と再会する。雨柔に連れられて向かった聴雨楼では、思わぬ人が包拯を待ち受けていた。それは、都に向かう旅の途中で姿を消した李才人だった。

第25話:裏切りの代償

刺客に襲われた包拯は、身を守るという名目で開封府で寝泊まりすることになった。張子雍は打つ手がすべて裏目に出ると悟り、王守忠を都から逃がそうと決意する。しかしその対応に不満を抱いた王守忠は、夏懐敏に対し最後の切り札を出すのだった。一方、張子栄との結婚を断った周児に対し、皇太后は別の縁談を持ち出していた。皇帝のそばを離れたくないと考えた周児は、子栄と偽りの夫婦になることを決意する。包拯は火事の捜査を進めるうちに、ある核心に迫っていた…

第26話:鼠と猫

張子栄は周児と偽の夫婦になる決意をし、皇太后に許しを得ようとする。だが皇太后は豪華な嫁入り道具を用意し、明日には親戚の家へ輿入れするよう周児に告げる。周児を別の者に嫁がせたくない仁宗は、周児と子栄が淫行を働いたように見せかける。しかし皇太后が2人に厳しい罰を与えようとしたため、2人の淫行が計略だったことを明かしてしまう。一方、王延齢は火事で重傷を負った孫娘を見舞い、家に帰りたいとせがむ孫娘に侍医が処方した薬を飲ませる。

第27話:踏み出した一歩

包拯は仁宗にこれまでの事件の経過と疑問をぶつける。包拯に問い詰められた仁宗は、明月小築に火を放ったのは自分だと明かす。仁宗は皇帝の権力を取り戻すため、張燕燕を味方につけて明月小築を燃やし、折りしも明月小築を燃やすために皇宮に忍び込んでいた張子雍に救われたのだった。仁宗から真実を告げられた子栄は、監禁されている陳林のもとへ包拯を案内する。陳林は包拯に、梧桐小築を燃やしたのは子栄ではなく自分だと告げ…。

第28話:乾坤一擲(けんこんいってき)の賭け

雨柔の案内で包拯は王守忠の身柄を確保する。その頃、宮門には李太妃が現れ、仁宗と陳林に合わせてほしいと夏懐敏に掛け合っていた。その正体を怪しんだ夏懐敏は、李太妃を楊太妃のもとに預け、切り札として守るように伝える。一方、開封府に戻った包拯の前には、尹若朝、王延齢、張徳林の3人が待ち構えていた。誰が孫娘を殺したのかと問い詰める王延齢に対し、まず張徳林が息子たちが関与したことを告げる。そしていよいよ包拯が事件の真相を語り始め…。

第29話:運命の分かれ道

真の皇帝となるためには、皇太后から権力を奪わなければならない。しかし、今まで皇太后に守られていたことを知り、気持ちが揺らぐ仁宗。そこで張子栄は仁宗を李太妃に再会させる。母の苦難の日々を知り、仁宗は皇太后との対決を決意する。夜が明け、それぞれの思いを胸に集まる面々。真相を明かそうとする包拯に対して、皇太后は真実を闇に葬ろうとする。そしてついに、後宮における火事騒ぎと、皇太后、張徳林、王延齢による賭けの決着がつく。

第30話:苦い結末

切り札を失った皇太后は、皇帝・仁宗に政を返すと宣言。王延齢と張徳林もそれぞれの犠牲を払い、ようやく仁宗の親政が始まる。しかし「火事の真相を天下の民に知らせるべきだ」という包拯の言葉が聞き入れられることはなかった。3年後、皇后の即位を機に大赦が行われた。開封府尹となった包拯により釈放された張子雍は、雨柔が店主となっていた聴雨楼へ向かう。そんな時、開封に呼び寄せられていた包拯の義姉と妻の端午はある決断を下していた。

第31話:改革への第一歩

包拯と結婚した端午は数年経っても身ごもれなかった。そこで雨柔を訪ね、包家に嫁いで跡継ぎを産んでくれるなら自分は側室になっても構わないと持ち掛ける。だが雨柔は端午が追い詰められていると思い、包拯の義姉に文句を言いに行く。一方、かねてより無能な官吏が多いと感じていた仁宗は、范仲淹と包拯に今度の科挙でいかにして賢才を発掘すればよいか意見を聞く。范仲淹は審査の方針を変えることを提言、包拯は腐敗し切った制度の改革が必要だと答える。

第32話:替え玉騒動

武挙で見事な文章を書いた受験者はなんと張子雍だった。替え玉を疑った包拯は、仁宗より3日で真相を解明するよう命じられる。だが捜査が始まるや、科挙の主監督官が殺されてしまう。包拯は韋文卿という男が替え玉である可能性が高いと踏み書院を捜索させるが、書院からは火の手が上がり放火犯を取り逃がす。息子の暴走を恐れた張徳林は、開封府を訪れ、科挙不正の疑いで訴えると子雍を包拯に差し、投獄された子雍は牢で囚人の陳世美と出会う。

第33話:書生の行方

展無為から拷問にかけらえた張子雍の護衛・張東は、自分が書生の韋文卿だと答えてしまう。だが王延齢は張東の顔を覚えており、張東に猛毒を飲ませる。その頃、投獄されていた張子雍は、陳世美の詩賦の才能に驚いていた。陳世美は借金が返せず、取り立てから逃げるために罪を犯したという。一方の包拯たちは、書院に現れた刺客が展昭の兄弟子である展無為だと知る。雨柔たちは展昭から展無為の剣法を破る技を伝授され、宰相府の牢へと乗り込むのだった。

第34話:前夜

3人がかりで展無為を負かした雨柔たち。しかし、予想に反して捕まっていたのは張東であった。仕方なく毒に侵された張東を開封府に連れていく。科挙の合格発表を明日に控え、替え玉を見つけ出す期限が迫っていた。張東は毒に精通する王朝・馬漢に助けられたが口を割ろうとせず、雨柔による張子雍の尋問も失敗に終わった。絶体絶命の包拯は、子雍と張東の深い結びつきに目をつける。一方、牢の中では陳世美が替え玉となって受験した経緯を子雍に語っていた。

第35話:すべてを知る男

包拯の知謀により、張子雍は事件の経緯を自供。王朝と馬漢は仲立ちを務めた男・韋文卿の隠れ家に急行する。一方、張東から事情を聞いた張徳林も、息子を守るため韋文卿の行方を捜していた。その頃、獄中で陳世美と酒を酌み交わしていた子雍は、替え玉を依頼したのは自分であったと世美に告げ、ある行動に出る。包拯は事件の全貌を知る韋文卿とついに対面するが、韋文卿の口から出たのは朝廷を揺るがす恐るべき事実であった。

第36話:ねじ曲げられた真実

張子雍に毒を盛られた陳世美だったが、包拯たちの手当てを受けて回復し、仁宗の追試を受けて首席に認められる。一方、替え玉受験や書院の放火など数々の罪を犯した張子雍は、何のおとがめもなく牢から釈放されたうえに、武科の首席として禁軍統領に任じられた。そればかりか、今回の不正は科挙の改革を主導した范仲淹に責任があるとされ、范仲淹は辺境へ流されることに。納得がいかない包拯は朝廷に失望し、衝動的に都を離れるのだった。

第37話:新たな難事件

替え玉事件から3年、首席合格者の陳世美は青女に婿入りし、駙馬として科挙の改革に意欲を燃やす仁宋の右腕となっていたが、青女からは2年も床入りを拒まれていた。そんな中、開封城では、書院で学ぶ書生と朝廷の官吏が連続して殺されるという事件が起きたため、早速 包拯は捜査を開始する。一方、地方で仕官していた包拯の甥の包勉は、休暇を取り開封城へと向かっていたが、その道中、悪人に襲われたという母親と2人の子供に遭遇する。

第38話:同郷の男たち

書生、官吏の次に狙われたのは同じく均州出身の商人だった。捜査を進める中、包拯は3人が3年前に科挙を受験するために、韓琦という男と現在の駙馬である陳世美と一緒に上京してきたことを突き止める。駙馬が次の標的になると案じその行方を捜す包拯だったが、駙馬と一緒にいたのはなんと甥の包勉だった。包勉は殺された3人とは書院の同窓だという。一方、開封城に到着し包勉と別れた秦香蓮は、夫である岑旺祖の行方を追って書院を捜し回るが…。

第39話:猿と鶏

かつて均州から共に上京した5人のうち、3人が殺された。残るは駙馬の陳世美と行方知れずの韓琦のみ。事件の捜査に当たる包拯は尹若朝を訪ねて意見を求めた。尹若朝は朝廷を“曲芸団”と比喩し、曲芸団では猿を調教するために目の前で鶏を殺すと教える。では、誰が猿で、誰が鶏なのか。その頃、駙馬は酒楼に包勉を招いていた。近くを秦香蓮の親子が通りかかり、包勉が声をかける。その様子を見て、急に屋敷へ戻った駙馬は大通りで刺客に襲われる。

第40話:虎は誰か?

「均州から上京した夫・岑旺祖を捜している」と包拯に訴える秦香蓮。3人の遺体を確認したことで、秦香蓮の夫は韓琦か駙馬・陳世美のどちらかであり、偽名を使っているとの結論が下される。その頃、刺客に襲われたはずの駙馬は屋敷に医者を呼び、真実を隠蔽するための策を練っていた。駙馬への襲撃は仁宗への警告であると読んだ李太妃は、仁宗に改革を断念するよう忠告する。しかしあくまでも改革を進めようと考える張子栄は、仁宗説得のためにある策を…

第41話:翻弄される母子

夫を捜すために上京した秦香蓮と子供たちを均州に戻らせるべく、陳世美は韓琦に多額の銀子を払って協力を依頼する。韓琦は拷問によって秦香蓮の居場所を白状させるしかないと考え、包勉を騙してある屋敷へ連れていく。一方、開封府から逃走し、街をさまよっていた秦香蓮と子供たちは、偶然にも包勉が見知らぬ男に呼び止められているのを目撃する。秦香蓮は親切な包勉に、また銀子を恵んでもらおうと、親子3人で包勉のあとをつける。

第42話:対面

韓琦の言われるまま故郷に戻ろうとした秦香蓮だったが、夫のことが諦めきれず馬車から降りる。そんな母子に遭遇した雨柔は、3人を開封府へと連れていく。秦香蓮たちの話と陳世美が襲われた現場の状況から、包拯は陳世美と母子との関係を疑う。その頃、吏部尚書になることが決まった陳世美は、包勉の口を封じるよう韓琦に命じていた。包拯は直ちに陳世美を召し、秦香蓮母子と対面させる。だが機転を働かせた陳世美は自分が岑旺祖の同郷の友だと偽り…。

第43話:糟糠(そうこう)の妻

秦香蓮母子の身柄を陳世美に引き渡した包拯は、雨柔の話から秦香蓮が夫を助けるため、あえて陳世美の芝居に付き合ったと確信する。一方、妻と再会した陳世美は、上京してから駙馬となったいきさつを秦香蓮に打ち明け、全員が命を保つためにも韓琦と西夏へ行ってほしいと頼み込む。その頃、後宮の李太妃は、またも仁宋が周児と密会し、権臣にも怯まず陳世美を昇格させたことを知る。息子を案じた李太妃は密かに媚薬を調合させるのだった。

第44話:誰(た)がために

岑旺祖の人相書きを作るという名目で、秦香蓮を訪ねる包拯と雨柔。秦香蓮の夫は今や駙馬となり陳世美と名前を変えている。しかも、「岑旺祖は韓琦に改名した」と包拯に嘘をついていた。夫の嘘を守るべく、秦香蓮は包拯に韓琦の容貌を伝える。陳世美もやむを得ず韓琦を売り渡し、刺客として始末しようとする。逃げ延びた韓琦は秦香蓮たちをさらい、包勉を監禁する場所へと向かう。一方、陳世美、青女、張子栄、周児は李太妃に媚薬を飲まされ…。

第45話:若者たち

媚薬を飲ませたことを知られ、非難を受ける李太妃。しかし彼女の思惑を知った青女や張徳林は黙って引き下がるほかなかった。その頃、老臣たちの勢力を削いで新政を始めようと頭を悩ませていた仁宗のもとに水害を知らせる急報が到着。災民救済と匪賊討伐は王延齢と張徳林の手に託される。仁宗と張子栄、そして陳世美は、この機を利用し、ある賭けに出ることを決意する。一方、韓琦によって秦香蓮母子と共に監禁されていた包勉は脱出を試みるが…。

第46話:虻蜂(あぶはち)取らず

包拯は失踪した包勉、一緒に逃走したと思われる秦香蓮親子や韓琦を捜すために、ある計略を思いつく。それは陳世美に揺さぶりをかけ、韓琦の居場所を突き止めるというものだった。果たして包拯に惑わされた陳世美は、韓琦を始末するため刺客を放つ。だが韓琦と刺客が格闘しているところへ、雨柔に助太刀を頼まれた張子雍や展昭が割って入り、乱闘が始まる。その隙に韓琦は秦香蓮母子を馬車に乗せて逃走、陳世美の刺客も逃げてしまう。

第47話:私は訴える

追っ手から逃れた秦香蓮たちだったが、韓琦は深手を負っていた。韓琦は最後の望みに賭け、開封府を頼るよう秦香蓮に伝える。だが夫を疑うことができない秦香蓮は、陳世美に助けを求めてしまい、陳世美の配下に包囲されてしまう。駙馬府を監視していた包拯たち、そして包拯の手を借りて陳世美を始末したい張徳林と王延齢も私兵を従え陳世美のあとを追う。一方、端午は、包勉が陳世美に罪を揉み消してもらったという事実を知り駙馬府へと向かうが…。

第48話:忠と孝の狭間で

秦香蓮母子を開封府に保護した包拯だったが、端午は駙馬府に捕らえられていた。包拯は秦香蓮母子と端午を交換しようという陳世美の申し出を断り、葛藤しながらも仁宋の前で陳世美の罪を包み隠さず報告する。だが陳世美は大理寺に収監されるだけに留まり、端午は駙馬府で包拯の子を産んでそのまま息を引き取ってしまう。義姉から陳世美を裁いてほしいと訴えられた包拯は、仁宋のもとへ参内するが、そこで知らされたのは包勉の犯した罪だった。

第49話:生きるか死ぬか

包勉の罪を許せば、端午を死に追いやった陳世美も生き延びる。しかも今度こそ秦香蓮親子は殺される。包拯の義姉はある決意を持って牢にいる勉を訪ねた。包拯が“いい役人”を貫けるよう、我が子をあの世へ送るのだった。包拯は涙をこらえて陳世美の斬首を皇帝に訴える。陳世美にしか判読できない暗語を、尹若朝の助けを借りて読み解く包拯。陳世美を生かす理由はなくなった。大理寺に身柄を受け取りに向かうが、現れた陳世美は官服に身を包んでいた。

第50話:正義の刃

朝廷の理不尽さに業を煮やした張子雍は、自ら屋敷に乗り込んで陳世美を捕らえ、包拯の前に差し出し処刑を迫る。言い逃れを繰り返し、包拯に責任転嫁をする陳世美。しかしどんな悪人であれ皇帝の許しもなく殺すことはできないと、包拯は処刑を拒むのだった。その頃、知らせを聞いた張徳林と王延齢は、陳世美の命を救うよう仁宗を脅迫していた。2人が態度を豹変させた理由に思い至った仁宗は自ら開封府に赴き、ある裁断を下す。

第51話:新たな仲間

宋の辺境軍は西夏軍の要撃に遭って包囲され、6日も飲まず食わずだった。解放してもらうには西夏の軍師張元の家族を引き渡さねばならない。兵の命を守りたい張徳林は要求に応じるよう訴えるが、陛下や王延齢は要求に応じることなく辺境軍を救出するべきだと主張する。そこで張徳林は水面下で西夏と取引するため、張元の家族を開封府の牢から連れ去ろうとたくらむが、家族はすでに釈放されていた。包拯は勅命により張徳林の配下に引き渡したと言うが…。

第52話:争奪戦

王朝と馬漢は江湖の侠客である“四鼠”と協力して詔を偽装し、大理寺から包拯を救い出す。包拯は身の潔白を示すため、尹若朝の助けを借りて密かに仁宋に謁見、大理寺卿である段安を聴取しようとするが、段安は王延齢の手で口を封じられてしまう。危機感を抱いた仁宋は、包拯に家族を奪還するよう命じる。その頃、展昭は西夏の女に雇われ、張元の家族を国境まで護送していたが、張子雍から家族が辺境軍9400人の兵の命を救う鍵になると聞き…。

第53話:府尹復活

展昭が奪い返した張元の家族を巡り、包拯一行、張子雍率いる一団、そして展無為と西夏の女が入り乱れての戦いとなるが、馬車は川へ落ち家族は死んでしまう。密かに開封府へ戻った包拯は仁宋に状況を報告、王延齢が今回の黒幕である可能性を伝える。仁宋より開封府尹への復職を許された包拯は、再び官服を身にまとい、3日の期限で展無為を開封府へと連行するのだった。一方、張家を出ることに決めた周児は、参内して仁宋に別れを告げる。

第54話:過ぎし日

西夏の軍師である張元との交渉に臨んだ范仲淹。辺境軍の全滅を食い止めるも、企みが露呈し捕らわれてしまう。しかし、民のために尽力する忠臣を張元は殺せず、范仲淹は解放されて帰国の途に就く。宋では、展無為が展昭に説得され、とうとう王延齢の罪を暴いた。王延齢は権力争いから脱落し、均衡を保っていた三大勢力の一角が崩れる。そんな折、仁宗は皇后の懐妊の知らせを受ける。張家を出て一座に戻った周児を訪ねるが、そこには張子栄がいて…。

第55話:裏切り者

周児と張子栄の会話を聞き、2人の本心を知った仁宗は衝撃を受ける。一方、西夏との内通者について捜査を進めていた包拯は、ある作戦を使い西夏の間者・野利青をおびき出そうとするが、現れたのは思わぬ人物であった。包拯は投獄された范仲淹に事情を聞こうと牢へ向かい、同じく投獄されていた王延齢から、内通者の正体についてほのめかしを受ける。作戦会議に同席していたのは王延齢・張徳林・張子栄・そして太監の王徳。果たして内通者は…

第56話:挙兵

張子栄が裏切り者だと知った仁宗は、謀反の危機を察し、范仲淹に皇宮の防備を固めさせる。包拯は張徳林の動きを探るため、王朝と馬漢に張家の見張りを命じるが、張徳林はすでに挙兵し、大軍を率いて開封城へ向かっていた。そして開封城は張子雍によって封鎖され、張徳林は皇宮を包囲し、仁宗が2日以内に4つの条件をのまねば、皇宮に攻め込むという。包拯は対策を講じるため、獄中にいる王延齢に相談すると、王延齢は先帝から聞いた秘密を話し出す。

第57話:侠とは、義とは

秘密の抜け道から皇宮を脱出した仁宗は、各地の軍への救援を求める文を王延齢より受け取る。その文を仁宗から託された包拯は、展昭や四鼠といった江湖の侠客の前で、民のためにも仁宗の危機を救ってほしいと訴える。一方、宮門を守る范仲淹は張徳林を説得するも交渉は決裂、ついに張徳林が皇宮を攻めると宣言した期限を迎える。その日の朝、張子雍の守る南門の前に侠客たちが集結、そして包拯が陣太鼓で侠客たちに号令をかけるのだった。

第58話:青天を包みし者

南門が襲われたと報告を受けた張徳林は皇宮を攻めるが、皇宮の中に仁宗の姿はなかった。その頃、張子雍の守る開封城の南門の外には地方からの援軍が大勢集まっていた。援軍と張子雍の兵が激しく戦う中、侠客たちも城門に襲いかかり、張子雍たちは宮門へと退却。その宮門に張子栄と皇后を人質にした仁宗と、周児を人質にする張徳林が現れる。両者が対峙する中、周児の命を守ろうとする子栄の訴えに張徳林はある決断を下す…。

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