13世紀末から14世紀中頃にかけて東アジアを支配した王朝・元。この強大な国家を37年間も揺るがした高麗出身の女性が実在した。その名は奇皇后。異国の皇室において、高麗人としての自尊心を失わず、自らの運命を切り開いていった彼女の波乱の生涯を綴った歴史ドラマ。皇后にまで上り詰める彼女の成功の物語と彼女を巡る2人の男性との運命的な愛を描く。
13世紀末から14世紀中頃にかけて東アジアを支配した王朝・元。この強大な国家を37年間も揺るがした高麗出身の女性が実在した。その名は奇皇后。異国の皇室において、高麗人としての自尊心を失わず、自らの運命を切り開いていった彼女の波乱の生涯を綴った歴史ドラマ。皇后にまで上り詰める彼女の成功の物語と彼女を巡る2人の男性との運命的な愛を描く。
幼い頃、貢女(コンニョ)として元に運ばれる途中で母と逃げ出した高麗の少女ヤン。だが、母は元の追手に殺されてしまう。逃げのびたヤンはスンニャンと名を変えて男として生きることを決め、親元派の重鎮ワン・ゴに仕え、彼が最も信頼する手下へと成長する。スンニャンはならずものたちのリーダーとしてその名が知られるようになるが、そこに別のグループのリーダーであるワン・ユが勝負を挑む。実はこのワン・ユこそ高麗の王子だった。2人はワン・ゴが手を染めている塩の密売事件を巡って協力し合うことで、互いの素性も知らぬまま絆を深めていく。事件後、ワン・ユは王に即位。一方、スンニャンは手下が盗んだ指輪から自分の父親が巡軍万戸府の万戸長だと知る。兵登用試験に応募したスンニャンは、見事に合格。その武術の腕前から父親の側近に抜擢される。ある日、元から皇太子のタファンが流刑で高麗にやってくることに。巡軍万戸府はタファンの護衛を任せられることになり、スンニャンもそれに同行する。元の権力者から命を狙われているタファンとスンニャンは運命的な出会いを果たすが・・・。