王家の愛-侍女と王子たち-

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あらすじ

  • 第1話:〜第20話:
  • 第21話:〜第40話:

第1話

“金の鞭”を懸けた競べ馬が始まった。女真族の王子ドルゴンをはじめとする、馬術自慢が集まった競走を制したのは草原の青年・サロモ。しかし、その正体は男装した彼の妹・スマラであった。その直後、本物のサロモは黒衣の男たちに襲われてしまう。一方、サロモの受難を知らされたスマラは、競べ馬で敗れた若者――ドルゴンが報復に来たのだと早合点し、彼のもとへ駆けつけると、兄を渡せとまくしたて…。

第2話

「これをお前にやる」。別れ際、ドルゴンは父・ヌルハチから贈られて以来、肌身離さず持っていた短刀をサロモ――スマラに手渡した。そして遠慮する彼女を制し、それを持って私の所に来れば、どんな状況でも助けると約束するのだった。盛京に戻ったドルゴンを待っていたのは、憤慨したアジゲとドド。やはり神馬は、既にホンタイジからヌルハチに献上されたあとだった。一方、ドルゴンを始末し損なったとの報告を受けたホンタイジは…。

第3話

差し出された遺詔にはドルゴンを大ハンとすると記されていた。ヌルハチから信頼されていなかったことへの失望と無念さに憤るホンタイジ。しかし、そこにはヌルハチの深い考えがあった。ホンタイジが自分に毒を盛ると予期していたヌルハチは、本当に彼が自分を殺すか否か賭けに出たのだという。思いも寄らぬ事実を耳にして驚くホンタイジに、ヌルハチは告げる。“私はこれより、大ハンの座を第八王子に継承する”と…。

第4話

偶然の再会を果たし、互いの近況を語り合ったドルゴンとスマラ。しかし、悠長にしてもいられない。ドルゴンは正体不明の黒衣の男たちに追われている身なのだ。無事に帰還するにはどうすべきかを思案していた矢先、町の衣料品店を目にしたスマラは妙案を思いつくのだった。その頃、命からがら都に戻ったドルゴンの忠臣・チャコダンは、急ぎ十二王子・アジゲにドルゴンの危機を報告。誰の差し金か思い当たったアジゲは怒りに燃え…。

第5話

ハン位簒奪を目論んで挙兵した罪で投獄されたアジゲのもとを訪れたホンタイジ。ドルゴンへの処分の可能性もちらつかせたうえで、許すこともできるが謀反を認めた以上は後金の法を守るためにも誰かが責任を負う必要があると口にする。その言葉の意味するところが何かを、アジゲはすぐさま理解した。自分に残された道は死あるのみ。アジゲは、一切の罪を背負う代わりに弟2人の無事を約束するよう、憎きホンタイジに請うのだった…。

第6話

侍女仲間に陥れられてウクシャンの怒りを買ったスマラは、罰として後ろ手に縛られ、木の枝から吊るした縄を首にかけられた状態で放置された。少しでも気を抜けば首が締まる絶望的な状況のなか、限界を迎えて死を覚悟した彼女を救ってくれたのは、奉公先であるジャイサン家の姫君・ブムブタイだった。スマラをかばい、ウクシャンの暴挙に苦言を呈すブムブタイに事の真相を話そうとしたその時、タタール兵が現れ…。

第7話

危篤のドルゴンを救うため、死者をも復活させる力を持つとされる碧仙霊芙を命懸けで手に入れたスマラ。数日後、彼女の献身的な看病の甲斐もあり、ドルゴンは奇跡的に目覚めた。喜んだのも束の間、自分ではなくブムブタイに感謝を捧げる彼を見て、スマラは悲しげな表情を浮かべるのだった。その頃、期待をかけていた息子を亡くし落胆するホンタイジに、王妃・ジェルジェルは、跡継ぎを産ませるにふさわしい娘がいると進言し…。

第8話

失った記憶を取り戻したドルゴンから、結婚はできないと告げられたブムブタイ。スマラとの過去を知っているとは言え、ドルゴンを手放したくない彼女は、私の愛は本物で侍女のスマラよりも私のほうがふさわしいと訴える。しかし、そんな言葉もドルゴンの心を動かすことはなかった。その頃、スマラはブムブタイの身代わりとなってホンタイジに嫁ぐため後金へと向かっていた。その一行を、激しい砂嵐が襲い…。

第9話

ハルジョルの懐妊。この吉報にリンダン・ハンは喜び、当のハルジョルと侍女・ノミンの顔にも笑みが浮かぶ。まさかハルジョルとノミンの破滅を目論むチムゲが、医師に虚偽の診断をさせたとは、この場にいる誰一人とて知る由もなかった。一方、ブムブタイとホンタイジの婚約破棄が認められないと知ったジャイサンは、後金に行き、直談判するつもりだった。行けば殺されるのは必至。父とホルチンを守るためブムブタイが下した決断は…。

第10話

ホンタイジに嫁ぎ、西側妃に封じられたブムブタイ。望まぬ結婚ゆえ、祝宴の席でも表情を曇らせ続けたあげく、その晩に寝所を訪れたホンタイジを拒んでしまう。無理強いこそしなかったものの、怒ったホンタイジは“いつの日か必ず、そなたは自ら望んで私のものになる”と吐き捨て、その場を後にするのだった。翌日、事の次第を知った王妃ジェルジェルは、ブムブタイの侍女であるスマラを呼びつけると、問答無用で杖刑に処し…。

第11話

ジェルジェルから、大ハン・ホンタイジにスマラの赦免を請うのはやめるように諌められたドルゴン。愛するスマラを救いたい一心で、他に術がないと訴えたが、ここで大ハンの怒りを買えばホルチンが滅びるとまで言われては引かざるを得なかった。一方、ハルジョルが自害を図ろうとした件でリンダン・ハンから手酷く責められたノミンは、自分が生き地獄を味わうことになったのも主のハルジョルが弱いせいだと恨み…。

第12話

リンダン・ハンの子どもを身籠ったノミンは、自身とおなかの子を守るべく公主のチムゲに取り入ろうとする。チムゲから、体を気遣う優しげな言葉をかけられ気をよくするノミン。だが、侍女の分際で取引をもちかけたノミンに対し、チムゲが怒りを募らせていようとは知る由もなかった。その頃、図らずもイス王子の逃亡を手助けしてしまったスマラは拷問を受け瀕死の状態だった。そんな彼女に役人がとどめを刺そうとしたその時…。

第13話

戦で死んだと思われていたサロモは、チャハルで奴婢となり生き延びていた。奴婢の仲間が倒れ、雇い主に逆らったため罰として闘技場へ送られることになったサロモ。そこではチムゲが好む奴婢同士の殺し合いが度々行われていた。わけも分からぬまま、戦いの場に引き出されたサロモだったが、武器を手にして襲ってくる2人の男たちに一歩も引かず立ち向かう。その勇ましい戦いぶりを見て上機嫌になったチムゲは…。

第14話

ドルゴンのふりをして戦場に出たことで、スマラは呉懐正(ご・かいせい)の軍に捕らえられてしまった。それを知ったドルゴンは、樊州に忍ばせている間者にスマラの救出を命じる。敵陣からの脱出方法は、間者によって直接スマラにも伝えられ、後は決行を待つばかり。しかし、時間になってもスマラは現れず、彼女の居室には一通の手紙だけが残されていた。計画失敗の報と共に、ドルゴンに手渡された手紙――そこに書かれていたのは…。

第15話

ドルゴンが公の場でミンアンの娘・シエンドー姫との縁談話を拒絶したことで、後金とホルチンの関係に亀裂が生じかけた。そのうえ、心に決めた相手が侍女のスマラだと聞いて、ホンタイジは激怒する。どれだけ説得を試みても、大福晋に迎えたい女はスマラだけだと言って譲らないドルゴン。するとホンタイジは、願いをかなえる前に見せたいものがあると告げ、ドルゴンをある場所へ連れていった。そこでドルゴンが目にしたのは…。

第16話

ホンタイジとブムブタイの間に女児が誕生した。しかし、ブムブタイは喜ぶどころか、泣き声をあげる我が子から遠ざかり、抱いてやろうとすらしない。彼女は、愛してもいない男の子どもを授かった現実から目を背けたかったのだ。私には何の希望もない――そう嘆くブムブタイに対し、スマラは自分をかばって敵兵に殺された母へと思いを巡らせ、母親となり、守るべき命を得たことは幸せなのだと涙ながらに諭し…。

第17話

娘を産んで以来、ホンタイジの夜伽の相手を拒み続けているブムブタイ。このままでは、ホンタイジから忘れ去られ、ホルチンに連なる王子を産めなくなってしまうと危機感を募らせた王妃ジェルジェルは、スマラがよからぬ入れ知恵をしているのが原因だとして、ブムブタイから彼女を引き離す策を講じるのだった。その頃、チャハルでは、サロモがついにチムゲの心を射止めて駙馬となった。思惑どおりに事が進み喜ぶノミンだったが…。

第18話

疫病にかかったため隔離していたスマラが行方不明に。この事実を耳にすれば、ブムブタイはホンタイジに訴える恐れがある。後宮の主として管理能力を問われる事態を避けるべく、ジェルジェルはすぐさまブムブタイの説得に向かうのだった。一方、後宮から抜け出したスマラはドルゴンのもとを訪れていた。死に別れたはずの兄・サロモがチャハル軍の一員として出征することを知った彼女は、兄を捜すため戦場への同行をドルゴンに頼み…。

第19話

スマラが囮となってチャハル軍を引きつけたおかげで、ドルゴンは窮地を脱した。自分を守るために囚われの身となったスマラを、すぐにでも救出したいドルゴンだったが、ドドは“援軍を呼んで戦略を練り直すべきだ”と思い留まらせるのだった。同じ頃、チャハル軍に捕らえられたスマラは、今まさに処刑されようとしていた。先に逝くことを心の中でドルゴンに詫びながら、死を覚悟するスマラ。そんな彼女の前に現れたのは…。

第20話

兄のサロモがドルゴンに刺し殺される瞬間を目にした衝撃で、視力を失ったスマラ。ドルゴンは己の行いに責任を感じ、これからはサロモに代わってスマラを守ると誓うが、スマラはそれを拒み、サロモのもとへ行こうとする。目の見えない彼女を1人で外に出すわけにもいかず、盛京に戻って治療をするのが先だと制止するドルゴン。スマラは、兄さんの亡骸をホルチンに連れ帰って埋葬してあげたいのだと泣きながら訴えるが…。

第21話

リンダン・ハンを殺したのは自分だと告白したノミン。驚いたスマラだったが、ノミン曰く、直接手を下したのではなく、何者かが大ハンの飲み物に毒を盛るのを目撃したというのが真相らしい。だが、それを知りながら黙っていたのは、リンダン・ハンなど死ねばいいと思ったからだと言い放つノミンに、チムゲは怒りを募らせるのだった。更に、駙馬であるサロモの本当の妻はノミンで、復讐のために自分が利用されたことを知り…。

第22話

スマラは鬼医の力を借りて目を治すことに。毒を用いる療法のため命を落とす恐れがあったが、兄・サロモの死と彼を殺したドルゴンへの思いに苦しむ彼女にとって、死は解放と同義であった。少しも躊躇することなく治療に臨んだスマラは、幸運なことに再び光を取り戻したのだった。無事に回復し鬼医の元を出たあと、囚われているノミンたちを1人で助けに行くと言い始めたスマラ。ドルゴンは彼女を何とか説得しようとするが…。

第23話

今後チャハルを攻めないと約束してほしい――そう願い出たチムゲは、帰順の証しとして、ドルゴンに順(じゅん)帝が遺した玉璽を差し出した。それは元朝歴代皇帝が手にした貴重な宝物で、持ち主は天下の兵に命令できると言われている。ドルゴンはそれを受け取ると、チムゲの配慮に感謝しながら、スマラたちとチャハルをあとにするのだった。一方、ドルゴンが後金への帰路に就いたと知らせを受けたホンタイジは…。

第24話

ホンタイジを裏切った罰で拷問を受けた末、土中へ葬られた無言狼。だが、彼はまだ生きていた。瀕死の状態でスマラの元に辿り着いた無言狼は、実はホンタイジの手下なのだと正体を明かし、かつて救ってもらった恩があることを告げた。これまで何度も自分を守ってくれた恩人を見殺しにしたくないスマラは医者を呼ぼうとする。しかし、それを制した無言狼は、ドルゴンの命を救ってくれるものだと言って、ある巻物をスマラに手渡し…。

第25話

争い事の絶えない後宮から姉のハルジョルを遠ざけたいブムブタイは、早めにホルチンへ帰るよう促していた。そんな折、王妃ジェルジェルがハルジョルの歓送の宴を開くことに。宴が終わり次第、すぐに姉を出発させられるよう手筈を整えるブムブタイ。しかし、宴の最中にハルジョルが倒れてしまう。更にまずいことに、ホンタイジが彼女を見初めてしまったようだ。ハルジョルがジェルジェルの駒にされるのを恐れるブムブタイは…。

第26話

敵国タタールの副将・バトゥを取り逃がしてしまったドルゴンたちだったが、逃走を手引した間者の男は捕らえることができた。死んだ自軍の兵たちの敵を討つため、その場で男を斬り殺そうとするドド。だが、男の言動にただならぬものを感じたドルゴンは、それを思いとどまらせるのだった。一方、ホルチン随一の美女であるハルジョルを何としても手放したくないホンタイジは、故郷に帰るか否か逡巡する彼女を麗側妃に封じ…。

第27話

ハルジョルが危篤に陥った。原因は、スマラがチャハルの鬼医に頼んで用意した薬である。激怒したホンタイジは、明朝スマラを処刑するよう命じる。ブムブタイはスマラの無実を訴えるも、ホンタイジは聞き入れようとしなかった。夜が明け、刑場に連行され処刑台の上で跪くスマラ――その命はもはや風前の灯であった。同じ頃、後宮では昏睡状態だったハルジョルが目を覚ました。突然のことに驚く一同に対しハルジョルは…。

第28話

「イスを逃がしたのは私です」。ドルゴンの思いも寄らぬ言葉に驚愕するホンタイジ。朝堂にいた大臣ら全員を下がらせた彼は、その理由を説明するようドルゴンに命じる。怒りが収まらない様子だったホンタイジも、聞くうちにすべては後金を思っての行動だったと理解し、いつしかすっかり平素の落ち着きを取り戻していた。その頃、罪人であるイスの逃亡に手を貸すという大罪を犯したことを自白するため朝堂に向かったスマラは…。

第29話

ノミンは好きな人ができたという。今は亡き最愛の兄・サロモのことを思うと一抹の寂しさを覚えるが、サロモに代わって彼女を守ってくれる人が現れたのは喜ばしいことだとスマラは思った。相手が誰か分かったのは、3日後に開かれた宴の席だった。ホンタイジが十五王子のドドに庶福晋としてノミンを与えると宣言したのだ。するとドドは、その申し出を拒絶したばかりか、“この侍女は願い下げだ”と公衆の面前でノミンを罵倒し…。

第30話

ハルジョルのおなかの子を殺した本当の下手人は燕側妃だと判明した。スマラがハルジョルへの贈り物として刺繍絵を作ることを知り、侍女のジーランに命じて密かに刺繍糸に麝香を染み込ませたのだ。事を重く見たホンタイジは、すぐさま彼女を処刑するよう言い渡す。悪事が露呈し言い逃れはできぬことを悟った燕側妃は、寵愛を奪ったハルジョルを恨み、怨霊となってたたってやると呪いの言葉を放って自ら首を切り、果てるのだった…。

第31話

冷宮に追いやられたうえ、愛娘のヤトゥとも引き離されたことで自暴自棄になり、池へ身を投げようとするブムブタイ。すんでのところでスマラに助けられたものの、気が弱っていたためか、その晩、高熱に見舞われてしまう。同じ頃、美貌を取り戻さなければホンタイジの寵愛を失うのではと危惧するハルジョルは、額の傷痕を一刻も早く治すべく、遠方の医者の元に向かっていた。その道すがら、彼女は突然、黒衣の集団に襲われ…。

第32話

もう愛は消えたと、スマラに告げられたドルゴンは、悲しみのあまり大酒をあおった。酩酊し、トゥオヤーをスマラと勘違いして愛の言葉を囁くドルゴン。彼女は一瞬驚いたものの、熱い視線を向けるドルゴンに、“親王だけのスマラになります”と答えた。ドルゴンは、そんな彼女を抱き上げ寝台へと向かうのだった。一方、愛するがゆえ、ドルゴンに心にもないことを言わざるを得なかったスマラは、タタールへ向かう馬車の中で1人涙を流し…。

第33話

病弱なハルジョルが倒れ、命が危ぶまれる状態に。何としても彼女を救いたいホンタイジは、天下一の幸――王妃の位を授ければ、病魔も払えるのではと考えた。それを聞いたジェルジェルは顔色を変え、これまでどんな苦労にも耐えてきたのは、自分が王妃という位にあったからこそだと怒りをにじませる。他に手だてはないと説得にかかるホンタイジだったが、いくら忠実なジェルジェルでも、王妃の座を譲るなど承諾できるはずもなく…。

第34話

サルラの作った毒に苦しむスマラ。助けるには、スマラを愛する男の目玉を使って作る毒消しが必要だという。にわかに信じがたい話だが、他に策がなければやむを得ない。ドルゴンは自分が犠牲になる代わりに、スマラにはそのことを秘密にし、何か聞かれたら“後金に戻った”と答えるよう、イスに約束させる。自分のために誰かが傷つくことを望まないスマラの性格を思ってのことだ。だが、スマラ自身が2人の話を密かに聞いてしまい…。

第35話

タタール平定を実現したスマラとドルゴン。2人はその功績が認められ、とうとうホンタイジから結婚の許しを得ることができた。長年の夢がかなうことに喜びもひとしおのドルゴンはさっそくスマラを娶る準備を始める。そんななか、祈祷をしていた大師に天からお告げが。ハルジョルの病をはじめとした不吉な兆しは吉祥の始まりで、天命を受けた仙女を捜し、その神通力を解放して王妃の位を与えれば、天が後金を守るというのだ…。

第36話

仙女だとして祈年宮に閉じ込められたスマラ。どうにか抜け出そうと考えていた矢先、後金の国運を左右する仙女を皇帝に献上しようと企む明の刺客が押し入り、彼女は連れ去られてしまう。スマラがこつ然と消えたことを知ったホンタイジは、侍女のナーレンを問い詰めるが、彼女は“仙女様は昇天されました”と言うばかりだった。事件はそれだけではない。こたびの仙女捜しを進言した大師が、突然、謎の死を遂げ…。

第37話

「妖女を八つ裂きにしろ」――柱に縛りつけられ、すでに息絶えたスマラに対し、明の大将軍が刀を振りかざす。その時、死んだはずのスマラが目を開いた。予言どおりに生き返ったのを見て、周りは騒然。これは明軍の中に潜むドルゴンの配下とスマラの共謀なのだが、何も知らない兵たちは彼女を本物の仙女だと信じ込み、天命に逆らって出陣すれば明軍は全滅すると恐れ始めた。大将軍は、兵を惑わすスマラに止めを刺そうとするが…。

第38話

自分を助けるためにドルゴンに無茶をさせたくない――自制を促すため、ブムブタイに伝言を頼むスマラだったが、その目論みは失敗に終わる。“ドルゴンを大ハンとする”と書き記された遺詔をドルゴンから見せられたブムブタイは、ハン位簒奪への協力を承諾してしまったのだ。スマラは、簒奪だけは避けなければならないと忠告するがブムブタイは耳を貸すどころか、もしドルゴンが大ハンになったら王妃の座を自分に譲るよう言い放ち…。

第39話

ヌルハチがホンタイジを後継者に選んだことは紛れもない事実だった。ホンタイジの独言を物陰で偶然聞いてしまったスマラは、自分が遺詔を早く処分しなかったがために後金を危機にさらしてしまったことを懺悔する。同時に、後金の平和と安寧を願って命をささげると、亡き先ハンに誓うのだった。その頃、ドドたちとともに宮殿に乗り込んだドルゴンは、ハン位を返すと天下に布告すれば命だけは助けるとホンタイジに迫り…。

第40話

ホンタイジに嫁いでから今まで、どれだけ苦しい思いをしながら尽くしてきたか、涙ながらに語るジェルジェル。陰謀渦巻く後宮で唯一頼りにしていたランばあやも失った。そのうえホンタイジからは、権力に目がくらんだ女だと思われ、彼女の心は疲弊していたのだ。自分の気持ちは、この先もう二度と大ハンの心に届くことはない――そう告げて自ら命を絶とうとするジェルジェルを必死で引き留めたホンタイジは…。

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