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京都の名所を舞台に、京都府警の人情派刑事・音川音次郎(藤田まこと)が難解な殺人事件を解決していく傑作サスペンスシリーズ。主演の藤田まことが亡くなる2010年まで作り続けられ、第32作目は彼の遺作となった。
京都市郊外で修学旅行の女子高生、小山久美が暴走族のオートバイにひき殺される事件が発生。被害者は静岡の高校生で自由時間に一人で行動していたようだ。京都府警の音川刑事は市内の暴走族に聞き込みを始め、オートバイの持ち主である暴走族を突き止めたが、大柄な男に奪われたという。さらに、修学旅行中の秋田の女子高生、今村京子が変死体で発見された。解剖の結果、大量の覚せい剤を打たれショック死したものと判明する。