【インタビュー】ジェン・イェチョン『蜀紅錦~紡がれる夢~』
『三千鴉の恋歌』でブレイクし、話題作への出演が続くイケメン俳優ジェン・イェチョン。
チャンネル銀河にて、11/10(月)よりTV初放送となる『蜀紅錦~紡がれる夢~』では、人気女優タン・ソンユンの相手役として、卓越した武芸の腕を持ち、新任の錦官として故郷に帰還した楊静瀾(ヤン・ジンラン)に扮し、ヒロイン・季英英(ジー・インイン)と次第に心を通わせ、時には古い友人のように、そして時には運命の相手のように寄り添う役柄を好演。今回は、ジェン・イェチョンのインタビューをお届けいたします。
Q. 『蜀紅錦~紡がれる夢~』への出演を決めた経緯や理由を教えていただけますか?
まず第一に、この脚本がとても気に入ったことと、演じる役柄に魅力を感じたことが大きな理由です。それに加えて、監督や制作チームと一緒に作品を作り上げたいという強い気持ちがありました。
Q. 楊静瀾という役柄について、どのように理解し、演じられたのでしょうか? 役作りや役に入り込む際に、特に力を入れた点や注意したことがあれば教えてください。
実はかなり心を込めて取り組みました。楊静瀾は少年らしさにあふれた錦官(錦城の役人)でありながら、胸の内には大きな志を抱いていて、武術の腕も非常に高い人物です。表面上は飄々としていて自由奔放に見えますが、実は内面では非常に綿密に物事を考え、計画を練って行動します。このキャラクターはとても多面的で奥行きのある人物なので、その性格やさまざまな状態を表現するために、事前にしっかりと研究し、役作りに努めました。

©2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.
Q. また、楊静瀾という役を演じるうえで、特に難しかった点や挑戦だと感じた部分はありましたか?
おそらく現実的な要因がありました。撮影スケジュールの関係で、常に自分のコンディションを良好に保ち、どのシーンにも万全の状態で臨む必要がありました。限られた時間の中で、できる限り完璧なパフォーマンスを発揮することを求められたのは、やはり大きなチャレンジだったと思います。
Q. ご自身の性格と楊静瀾の性格には、どのような共通点や相違点がありますか?
似ているところは、私たち二人とも熱い心を持ち、胸に大きな志を抱く若者だという点です。まあ、もう少年とは言えない年齢かもしれませんが(笑)。違いとしては、彼の方が官職も高いし、人脈も広いです(笑)。それに、彼のほうがもっと飄々としていて物事に動じないタイプですね。

©2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.
Q. 楊静瀾という役を演じることで、どのような成長を感じましたか? ぜひ教えてください。
私が感じた一番の成長は、「風軽雲淡」(風のように軽やかで淡々と構えること)という心のあり方を理解できたことです。困難に直面したときでも、より楽観的に向き合えるようになりました。
Q. 脚本家や監督の先生からいただいたアドバイスの中で、特に印象に残っているものはありますか?
錦官府のシーンの撮影時に、海波監督からたくさんのアドバイスをいただき、一緒に話し合いながら、より自然でリラックスした演技ができるよう、そして役柄により合った表現ができるよう助けていただきました。
Q. 季英英役のタン・ソンユンさんとの共演について、感想はいかがでしたか?
彼女はとてもプロフェッショナルな俳優で、どのシーンにも真剣に取り組んでいました。共演シーンややり取りにおいてもお互いに良いテンポで呼吸が合い、役柄の設定や物語の展開をしっかりと表現するために力を合わせることができました。

©2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.
Q. 『蜀紅錦~紡がれる夢~』の中で、最も好きなシーンやセリフをぜひ教えてください。また、それを選んだ理由もお聞かせいただけますか?
実は印象に残っているシーンはたくさんあって、どれも見どころがあり、とても気に入っています。強いて一つ選ぶとすれば——実はあるシーンがありまして、多くの方にも好評だったシーンのひとつに、“人心,亦如这落花,因风而聚随风而散……”(人の心もまた、この散る花のように、風に集まり、風に散っていく……)という台詞があります。あのシーンは一見すると、楊静瀾が季英英に会場の掃除を命じて罰しているように見えますが、実際には彼が彼女を気遣い、二人だけの空間をつくり出そうとしていたのです。そして、このような少し遠回しで控えめな方法で、彼女にそっと気づきを与え、導こうとしていたのです。季英英も聡明な女性なので、彼の言葉の裏にある意図をきちんと汲み取り、それをきっかけに「どうすれば人の心をまとめられるのか」「どうやって飛花会をより大きく、より強くしていくのか」といったことを考え、前向きに動き出すきっかけとなる、大切なシーンでした。
Q. 『蜀紅錦~紡がれる夢~』では、楊静瀾と季英英の間にたくさんの甘くて心温まるやり取りや見応えのあるシーンがありますが、日本の視聴者の皆さんにぜひおすすめしたいシーンがあれば、教えていただけますか?
一番おすすめしたいのは、やはり「久しぶりに再会した友人同士が互いの正体に気づく」あのシーンです。とても印象的で、作品の中でも特に象徴的な名場面のひとつだと思います。夜中に季英英が錦官府を訪れ、まさに門を叩こうとしたその瞬間、門が静かに開き、そこに楊静瀾が立っている。二人の間にはまるで運命のような引き寄せる力を感じさせる空気が漂い、その後、ついに互いの正体に気づき、再会を果たす場面へとつながっていきます。普通ならそこは感情が爆発するような重厚なシーンになりそうですが、実際にはちょっとした茶目っ気のあるやり取りでその緊張感がほぐれ、かえってリアルで微笑ましい、より生活感があり、楽しいシーンになっています。
—— 最後に、『蜀紅錦~紡がれる夢~』をこれからご覧になる日本の皆さまへメッセージをお願いします。また、本作の見どころもぜひご紹介ください。
日本の皆さま、こんにちは。俳優のジェン・イェチョンです。『蜀紅錦~紡がれる夢~』では楊静瀾を演じています。本作では蜀錦の美しさはもちろんのこと、大唐の生活感や活気、そして迫力あるアクションや波乱に満ちたストーリーもご覧いただけます。ぜひお楽しみください。ありがとうございます。

【番組サイト】https://www.ch-ginga.jp/detail/shokkokin/
【放送日時】11/10(月)スタート (月 - 金)23:00-24:00 ※スカパー!1,2話無料放送
【リピート】11/11(火)スタート (月 - 金)7:00-8:00 ※スカパー!1,2話無料放送
【第1話先行放送】11/2(日) 21:00-22:00 ※スカパー!無料の日
