2017/07/03

【インタビュー】「クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮」メアリー・ステュアート役 アデレード・ケイン


16世紀のフランス王宮を舞台に、エリザベス1世と並び称される、実在したスコットランド女王メアリー・ステュアートをモデルとして描いた宮廷歴史ドラマ「クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮」がいよいよ2017年7月5日(水)よりCS初放送スタート。これを記念し、同ドラマでメアリー・ステュアートを演じて一躍スターとなったアデレード・ケインのインタビューをお届けします。

自分の判断を信じて貫いていくメアリーをとても気に入っています


― ストーリーが進むにつれて、作品のトーンはどのように変わっていきますか?

盛りだくさんですよ。見ごたえある展開になるはず。自分でも驚く数のアクションシーンがあります。回が進むと作品もぐっとダークなものになっていきます。

― メアリーとフランソワの関係はどう発展するのでしょうか?

回が進むにつれて、メアリーとフランソワの恋愛関係は発展していきますが、同時に友情も深まっていきます。お互いへの敬意や優しさが育まれていって、とても良い関係が描かれています。もちろん、喧嘩することも多いので複雑な部分もありますけどね。

― メアリーが女王の務めを負うことが、侍女たちとの関係を複雑なものにしていくようですね?

侍女のみんなと一緒に演じているのは、本当に楽しいです。俳優としても、人としても素晴らしいです。彼女たちは女王に仕える身ですが、友達でもありますから複雑な関係です。ただメアリーは、当時の侍女がやらねばならなかっただろうことを一切してもらおうと思っていないので、彼女たちを自由にさせてあげています。それが友人同士でい続けさせてくれているのかなと思います。

― メアリーのフランソワへの気持ちはどれほど強いのでしょうか?

国家間の対立は絶えず状況が変化しているので、フランソワとの関係も流動的に変わっていきます。結婚の約束自体は絶対ではないのです。結婚は政治的に最も有利になる相手を選ぶべきなので、それはフランソワかもしれないし、別の人かも知れない。メアリーはフランソワに恋をしているから可哀相ですけど。



― 第3回「初めてのキス」の撮影が特に楽しかったと聞いていますが、その理由をお聞かせください。

ポルトガルの回の撮影は、ストーリー展開も含めてすごく楽しかったです。マノロは才能にあふれていて、素晴らしい相手でしたし、とにかくすごく楽しめました。特に、グリアとメアリーのやりとりが好きです。メアリーがポルトガルの王子との結婚を決めることで、二人がすごく衝突してしまうんです。

― メアリー役を演じていて、どういったところを気に入っていますか?

彼女が自分の判断を信じぬくところが好きです。間違っていたとしても、信じたとおりに貫くというか。それで間違っていれば、後でちゃんと謝るんですよね。隠し立てしないところも好き。誰も騙せないような性格だけど、それも気に入っています。自分の道徳観はしっかりあって、仲間の生活と安全のためなら妥協もする。正しくても間違っていても決めたらやりぬくし、間違っていてもプライドが高すぎて謝れない、なんてこともないところが好きですね。

― 実際に女王だったら、と想像することはありますか?

国の統治どころか、小さなオフィスですら私は無理。自分のことですら手に負えないのに、大勢の人が暮らす国を統治するなんて。どんなに脅されたとしても、彼女の仕事はお断りします。



― 歴史上の出来事をフィクション化するメリットはどういったところにあると思いますか?

すべての面で創作の幅が広がるところですね。ストーリーラインも見せ方もすごく自由度が増します。色々と遊べる幅が出て、それが作品をより楽しく面白くしてくれていると思います。

― フランソワやバッシュとの恋愛シーンはどういう風にアプローチしていますか?

とっても楽しいし、トーランスもトビーもかなりのイケメンだから恋愛シーンは楽しいです。私たち皆友達だから変な感じですけど、気まずさはないですね。親友にキスするみたいな感じ。そもそも俳優ってプライバシーがほとんどないの。私たち、普段から愛情表現はたくさんしているので、セットで演じているのもその延長線上という感覚です。みんな互いに心を許せる相手です。

― フランソワ役のトビー・レグボとの共演はいかがですか?

トビーはとても誠実なんです。彼は、どう感じているかとか何を考えているか、すぐ顔に出る。そういう素直なところがフランソワからも伝わるのが、素敵だと思います。

― 作品の衣装で大変なことはありますか?

ドレスのおかげで、自分の空間認識が大変なことになりました。誰にも近づけないから。スカートが大きすぎて、裾を踏みあうし、お互い転ばせあうし、とても勉強になっています。それから、コルセットに合わせて呼吸も変えました。肋骨を広げられないので、胸の上の方で息をするようになりました。あとはマイクの線をコルセットに通すのも大変でした。



― トロントでの撮影はいかがですか?

トロントは本当に好きです。安全な土地柄ですし、食も充実しているし、とても楽しく過ごさせてもらっています。食べることが大好きなので。また、LAやニューヨークにいる時と比べてプロモーションに費やす時間が少ないから、いつも撮影に没頭できる環境であるところも良いなと感じています。街を歩いていても自分の顔が載っている看板を目にしないので、集中して作品に入り込むことができるんです。

― 他に気に入っているところはありますか?

どこにでも歩いていけるのが気に入っています。有酸素運動もできるし、本当に好き。もうジムに通わなくて済んでいます、というのは嘘ですが…。この仕事の好きなところのひとつが、こうやって色んな場所に旅することができることです。ロケで街の色んなところや森、お城などへも行けますし。この間はトロントの大学で撮影したんですが、美しい古い建物で、ガーデンパーティのシーンを撮りました。普通なら見られないような国や街の色んな面を見ることができて、素晴らしい経験をさせてもらっています。

― 本作のプロモーションをしている自分の姿を見てどう思いますか?

すごくテンションが上がるし、友人も街中の看板、地下鉄の駅、バス停、ショッピングモールで見つけた私のポスターを写真で送ってくれたりします。皆が喜んでくれるのが嬉しいです。でも自分の顔をあちこちで見るのは妙な感じです。

― 本作のヒットについて、オーストラリアの家族や友人たちの反応はどんなものですか?

みんなすごく喜んでいます。友人も家族もすごく応援してくれて、私と番組の成功を祈ってくれています。母は働きすぎなんじゃないかと心配していますが、仕事は仕事ですから。だからといって99%は仕事だと感じてないですけど。12時間ぶっ続けでも、すごく楽しいので。家族はオーストラリアで放送されるのを心待ちにしていて、帰る度に質問攻めにあっています。

― ファンからの反響はどうですか?

ファンの皆さんは本当に素晴らしいです。反響もすごく良くて、すごく応援してくれます。



― 本作は、様々な国出身のキャストがいらっしゃいますが、彼らとの共演はどう感じていますか?

それぞれの個性があってとても面白いです。仕事に対する姿勢に関しても、皆同じ高い意識を持っています。全員が時間も労も惜しまないので、様々な国出身の俳優で、精鋭の集まりだと思っています。

― トビー・レグボとトーランス・クームズとの共演は楽しいですか?

あの二人は大好き。すごく面白いんです。一緒に色々と遊んでいます。もちろん、女の子たちとも遊びますが、セバスチャン(バッシュ)は役柄もそうですが、私の腹心の友であり、守ってくれる人で、作品の中でも私の唯一の理解者。私の立ち位置とか、友人に囲まれていても孤独だということを分かってくれます。それからトビーは一緒のシーンがたくさんあって、才能あふれる人だから共演できて本当に光栄です。甘いベビーフェイスも、本当に大好きです。

― テレビシリーズの主役は大変だと思いますが、どういう風にこなしていますか?

すごく大変だということは分かっていました。ただ幸運にも、これまでの俳優経験がとても役に立っています。台本のまとめ方、前の晩に次の日の準備とか、台詞も週末には覚えておくとか、とにかくものすごく準備しています。1日に6ページ分の会話シーンや台本上は全然違う場所のシーンを4つ撮ったりするので、本当に整理できていないと務まりません。






宮廷歴史ドラマ「クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮」
2017年7月5日(水)スタート 月-金 深夜0:00~ ※第1話無料放送
番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/feature/queen_mary/

16世紀。スコットランドはイングランドによる侵略に脅かされていた。そうした中、幼くしてスコットランドの女王に即位したメアリーは、祖国を守るため、フランスの王太子と婚約することになる。王宮に向かったメアリーを待っていたのは、王太子フランソワと彼の異母兄バッシュ。メアリーは、魅力的な2人の間で揺れ動く。一方、フランソワの母親である王妃カトリーヌは占星術師のノストラダムスから「メアリーとの結婚でフランソワは命を落とす」との予言を受け、2人の婚約をなきものにしようと画策していた・・・。

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