2017/12/15

【インタビュー】「開封府ー北宋を包む青い天ー」主演 ビクター・ホァン


『三国志 Three Kingdoms』『琅琊榜(ろうやぼう)―麒麟の才子、風雲を起こす―』でも活躍したビクター・ホァン。2018年1月よりスタートする『開封府―北宋を包む青い天―』では、中華圏で誰もが知る名裁判官・包拯(ほうじょう)を演じています。今回はドラマの日本初放送を記念して、主役を演じたビクター・ホァンのスペシャルインタビューをお届けします。


包拯を演じるのは私にとってチャレンジだった


― 『開封府』が日本で放送されることについての感想を教えてください。

非常に光栄に思います。『琅琊榜』に続き、今回『開封府』がチャンネル銀河で放送されることになり、とても嬉しく思っています。皆さんが私たちのドラマに関心を寄せ、私という俳優についてもっと知っていただけることを願っています。日本の皆さんは包拯という人物をあまりよく知らないと思いますが、中国では誰もが知る人物です。今回、私たちが大胆に挑戦した新たな方法を通じて、包拯が生きたあの時代、彼の常人とは異なる考え方を、皆さんにより深く味わっていただけることを願っています。私たちが創り上げたこの役を気に入っていただければ嬉しいです。

―包拯役の出演オファーを受けた時はどのように感じましたか。

中国で包拯は誰もが知る存在で神格化されている人物のため、慎重な姿勢でこの役を演じようとしました。これまでに包拯をモデルに描いた作品がいくつもあり、皆さんの中にもそれぞれの包拯像が存在していることから、私にとっては、チャレンジに富んだ作品になると思いました。

― 役作りで意識したことを教えてください。

包拯という人物について、皆さんがまず思い浮かべるのは、「勧善懲悪」、「昼には現世で、夜には冥界で裁きを行う」、「清廉な官吏」、「庶民のためにひたすら正義を貫く」といったイメージでしょう。ただ、私はこうした正義、勇敢、果断、決断力、論理的かつ明快な思考といった側面以外の、皆さんが抱くイメージとは別の包拯を表現したいと考えました。これまで描かれてきたような庶民のためにひたすら正義を貫くといった単純なものではないだろうと思ったからです。恐らく、心理、思考面だけでなく、性格や様相も常人を超越しているだろうと考えました。演じるにあたって、尋問の仕方や論理的な分析といった面で、普通の人とは異なる表現をしたいと思いました。このことは、私にとって非常に大きなチャレンジでもありました。




― 目の演技が非常に印象的でした。あれは包拯が「睁一只眼 闭一只眼」(目をつぶることができない)を意識したのでしょうか。

もちろん、それ(目をつぶることができない)はこのドラマにおける、包拯を表す非常に適切かつ正確な言葉ですが、彼のすべてのまなざしに彼の心の動きが含まれていると思います。私は包拯という人物を定義する際に、分かりやすく言うならば、彼はほかの人より少しばかり頭が切れるというレベルではなく、その賢さは、一種病的な、或いは特異なキャラクターなのではないかと考えました。このまなざしに関する表現には多くの狙いや意図があります。

― 色黒の役どころでしたが、あれは実際に日焼けしたのですか。

包拯は実際に、生まれつき色黒でした。もちろん私も日焼けしてそのように黒くなれればと思いましたが、容易なことではありません。そこで、肌に3層重ねてスプレーして、あの透明感のある黒にしました。さらに、撮影環境や撮影機材といった各方面とのマッチングも考慮して、現在の肌の色になりました。

― ドラマの見どころと撮影で苦労したエピソードを教えてください。

全体的なストーリー展開については、複雑に入り組んだ事件を解決していきます。当時の朝廷と世間が重なり、さらに様々な人物間のエピソードが織り込まれ、見る人に深い印象を残すことができています。

演技面では、相手役を混乱させてしまったこともありました。義姉とのシーンで、彼女が「ホァンさん、本当に私のことを見ないつもりなの?」と聞いてきたことがありました。実は相手役からこのように尋ねられたのはこの時だけではありませんでした。その時は、私たちが演じようとしている包拯像について改めて説明しました。このことは印象深いというか、忘れられない出来事です。それから、3層の重ね塗りの色黒のメイク、機械的な手足の動き、独特なボディーランゲージなど、こうしたこともすべて苦労した点です。


― 権力に怯むことなく悪に立ち向かう包拯。ご自身との共通点はありますか。

まず、自分と包拯を比べようとは思いません。このような模範的な人物については、学ぶことしかできません。誰もが自分の中に一つのベースライン、原則、目指す方向というものを持っていると思います。この点について、私にも自分の価値観があります。おそらく「ここまで」というものが。あの時代に、包拯は当時の最大の権力機関に対抗すると同時に、事件を裁き、真相を探り出そうとしました。普通の人にはその勇気も能力もないと思います。




―『琅琊榜』で演じた誉王も知略に優れた人物でしたが、包拯を演じてみてどのような違いを感じましたか。

『琅琊榜』を観たことがある人なら、誉王は権謀術数に長け、野心を持つ人で、個人の利益のために大局的な利益を軽視する人だとわかると思います。包拯についてですが、彼は大きな愛を持ち、心で人々とつながり、正義を民のもとに戻し、すべての勇敢さが彼自身に体現されています。一方は私利私欲のため、もう一方は正義と愛のためと、心情面で両者は大きく異なっており、違いはここにあると思います。

―ファン・視聴者からの反応はいかがでしたか。

放送後は、各地方局で批判の声もありましたが、非常に良い反響をもらうことができました。

―プライベートで、はまっていることなどがありましたら教えてください。

ずっと続けているのは大型バイクで、あちこち走っています。科学技術にも以前から興味があって、これについてもずっと注目しています。

―日本の印象や行ってみたいところなどがありましたら、教えてください。

日本の印象でまず浮かぶのは刺身です。そして日本料理の店。それから日本のドラマやアイドル、歌手ですね。日本は、とても清潔な国でもあります。日本の人達はシャイで感情をあまり表に出しませんが、とても友好的です。行きたい場所はと言うと、もう色々な場所に行っているのですが、北海道で温泉に入るかスキーをしたいです。私はスキーができないので、機会があれば試してみたいと思います。もちろん、VRで滑ったことはありますよ。でもやはり実際とは違いますから、試してみたいです。





中国歴史ドラマ「開封府ー北宋を包む青い天ー」
2018年1月15日(月)スタート 月-金 午後1:00~ 第1話スカパー!無料放送
※リピート放送:同日スタート 月-金 夜11:00~
番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/feature/kaihofu/



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